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●開館時間 9時30分〜16時/月曜休館 ※月曜が祝日のときは開館し火曜休館
●入場無料

展示の趣旨

 この展示館には、木造のマグロ漁船「第五福竜丸」およびその付属品や関係資料を展示しています。「第五福竜丸」は、昭和29年(1954年)3月1日に太平洋のマーシャル諸島にあるビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験によって被害を受けました。  木造漁船での近海漁業は現在も行われていますが、当時はこのような木造船で遠くの海まで魚を求めて行ったのです。  「第五福竜丸」は、昭和22年(1947年)に和歌山県で建造され、初めはカツオ漁船として活躍し、後にマグロ漁船に改造され遠洋漁業に出ていました。水爆実験での被爆後は、練習船に改造されて東京水産大学で使われていましたが、昭和42年(1967年)に廃船になったものです。  東京都は、遠洋漁業に出ていた木造漁船を実物によって知っていただくとともに、原水爆による惨事がふたたび起こらないようにという願いをこめて、この展示館を建設しました。 <東京都 昭和51年(1976)6月10日開館>

展示館の見学について

 展示館へは、年間400校以上の小学校、中学校、そして高校などからの団体見学があります。 来館の児童生徒、市民の団体見学には、ボランティア・ガイドがご説明(「展示館からのお話(15分~20分)」など)します。  詳しくは展示館までお問い合わせください。

展示館の展示資料

 館内には第五福竜丸船体実物、水爆実験被災の被害、乗組員の病状、まぐろ騒動、放射能雨、原水爆反対の運動、太平洋の核汚染状況、日米政府による事件の決着、マーシャル諸島の核被害、世界の核実験被害、核実験・核開発年表などの展示があります。  展示館前ひろばには久保山愛吉記念碑、福竜丸のエンジン、マグロ塚石碑があります。

貸出用パネルセットについて

 都立第五福竜丸展示館を管理運営する(公財)第五福竜丸平和協会では、各地で第五福竜丸に関する展示会を開催いただくため、以下のような貸出用パネルセットを製作し活用をよびかけております。いまも核兵器の被害がつづき新たな核保有国出現も危惧されるなかで、ヒロシマ・ナガサキにつづく冷戦下・核開発競争のもとでもたらされた核被害について伝え、原水爆のない未来、平和について知り考える展示会として各地で開催されるようご検討ください。

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